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運転するときは/ESP
®
4-36
ヒルホールドコントロールは、急な上り
坂での発進時に、ブレーキペダルからア
クセルペダルへの踏み替えの間に車が後
退することを一時的に(約2秒間)防ぎ、
スムーズな発進を補助するシステムで
す。
ヒルホールドコントロールは、坂道で
車を停止させるシステムではありませ
ん。
本システムに異常があると、メーター
内の ESP
®
作動表示灯が点灯し、ヒル
ホールドコントロールが作動しない場
合があります。また、エンジンは自動
停止しません。スズキサービス工場で
点検を受けてください。
81P40120
■ ヒルホールドコントロールの
作動条件
ヒルホールドコントロールは、次の条件
をすべてみたしているときに、ブレーキ
ペダルから足を離すと約 2 秒間、車が後
退することを防ぎます。
セレクトレバーが前進または後退の位
置に入っている
パーキングブレーキを解除している
進行方向が坂の上りである
前記条件をみたしていなくても、エンジ
ン自動停止後の再始動時(セレクトレ
バーを
に入れたことによる)なら、
ヒルホールドコントロールは作動しま
す。
常に周囲の状況を確認して、必要に
応じてブレーキペダルを操作して安
全運転に努めてください。ヒルホー
ルドコントロールによる制御には限
界があります。
極端に急な坂道、凍結路、泥道を上る
ときや、積載重量によっては、発進時
に車両が後退する場合があります。
ヒルホールドコントロール
ブレーキペダルから足を離したら、す
みやかに発進操作を行なってくださ
い。ブレーキペダルから足を離した
まま 2 秒以上たつとヒルホールドコ
ントロールが解除されるため、勾配
によっては自重で坂道を下り、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
また、エンストしてブレーキペダル
を踏むときに強い力が必要になった
り、ハンドルが重くなったりして思
わぬ事故や故障の原因となるおそれ
があります。
作動中にエンジンルームから音が聞こ
えることがありますが、異常ではあり
ません。
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000.book 36 ページ 2016年10月6日 木曜日 午前9時7分