Toyota Alphard (2017 year). Instruction japanese - part 19

 

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Toyota Alphard (2017 year). Instruction japanese - part 19

 

 

287

4-5. 運転支援装置について

4

運転

巻き込み警報機能について(インテリジェントパーキングアシスト 2 装着車)

サイドエリアの障害物が車両の経路内にある場合に、表示とブザーで運転者に知
らせます。

走行中にサイドセンサーで障害物を感知します。車両が移動して障害物がサイド
センサーで感知できない位置にあった場合も、車両の位置を計算することで障害
物の位置を算出し、車両の経路内に障害物がある場合に、巻き込み警報機能が作
動します。

:サイドセンサーで感知した障害物

停車時はサイドエリアの障害物の感知は行いません。

車両移動中に障害物を感知

サイドセンサーで、障害物を直接感知していない状態でも、表示とブ
ザーで知らせます。

障害物

計算した車両経路

1
2

BTB45EC006

BTB45EC014

1
2
3

288

4-5. 運転支援装置について

サイドエリアの障害物の感知について

(インテリジェントパーキングアシスト 2 装着車)

サイドエリアの障害物は、センサーで直接感知するのではなく、車両前後のサイ
ドセンサーで感知したあと、車両の位置を計算することで障害物の位置を算出し
ます。そのためパワースイッチを ON モードにしたあと、しばらく走行してセ
ンサーでサイドエリアのスキャンが完了するまでは、サイドエリアに障害物が
あっても感知できない場合があります。

サイドセンサーで車・人・動物などを感知したときは、車・人・動物などがサイ
ドセンサーの感知範囲内から出ても感知している状態が継続します。

サイドエリアをスキャン中は、マルチインフォメーションディスプレイの表示が
次のようになります。

スキャンが完了すると、約 3 秒間マルチインフォメーションディスプレイの表示
が継続されたあとにセンサー作動表示は消灯します。

X

前進しているとき

:サイドセンサーの感知エリア

:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが未完了の部分)

:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが完了した部分)

イラストは説明のための例であり、実際の感知エリアとは異なります。

サイドエリアの

スキャンが

未完了の状態

車両前半分の

スキャンが

完了した状態

サイドエリアの

スキャンが

完了した状態

マ ル チ イ ン
フ ォ メ ー
シ ョ ン デ ィ
ス プ レ イ の
表示

車両の状態

パワースイッチを

ON モードにした直後

車体の全長の半分の
距離を前進した状態

車体の全長分の距離

を前進した状態

289

4-5. 運転支援装置について

4

運転

X

後退しているとき

:サイドセンサーの感知エリア

:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが未完了の部分)

:サイドエリア(サイドエリアのスキャンが完了した部分)

イラストは説明のための例であり、実際の感知エリアとは異なります。

マルチインフォメーションディスプレイに「ソナーの汚れを除去してください」
が表示されたときは

クリアランスソナーのセンサーに氷・雪・泥などが付着していることが考えられ
ます。
この場合はセンサーの氷・雪・泥などを取り除けば、正常に復帰します。
また、低温時にはセンサーの凍結などにより異常表示が出たり、障害物があって
も感知しないことがあります。氷が解ければ、正常に復帰します。

マルチインフォメーションディスプレイに「クリアランスソナー故障」が表示さ
れたときは

センサーの異常などにより装置が正常に作動しなくなっているおそれがありま
す。
トヨタ販売店で点検を受けてください。

カスタマイズ機能

ブザーの音量などを変更できます。

(カスタマイズ一覧:

P. 561)

サイドエリア
のスキャンが
未完了の状態

車両うしろ半分の

スキャンが

完了した状態

サイドエリアの

スキャンが

完了した状態

マ ル チ イ ン
フ ォ メ ー
シ ョ ン デ ィ
ス プ レ イ の
表示

車両の状態

パワースイッチを

ON モードにした直後

車体の全長の半分の
距離を後退した状態

車体の全長分の距離

を後退した状態

290

4-5. 運転支援装置について

警告

クリアランスソナーをお使いになる前に

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

車速が約 10km/h をこえないようにしてください

センサーの感知範囲、作動速度には限界があります。車を前進・後退するとき
は、必ず車両周辺(特に車両側面など)センサー感知範囲外の安全を確認し、
ブレーキで車速を十分に制御し、ゆっくり運転してください

センサーが感知する範囲にはアクセサリー用品などを取り付けないでくださ

マルチインフォメーションディスプレイに「ソナーの汚れを除去してくださ
い」が表示された場合、センサーの状態を確認してください。センサー部に
氷・雪・泥などが付着してないのに警告メッセージが表示している場合は、セ
ンサーの異常が考えられますのでトヨタ販売店で点検を受けてください。

291

4-5. 運転支援装置について

4

運転

警告

センサーについて

次のとき、クリアランスソナーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。注意して運転してください。

センサーに氷・雪・泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)

センサー部が凍結したとき(解ければ、正常に復帰します)
特に低温時には凍結などにより異常表示が出たり、障害物があっても感知しな
いことがあります。

センサーを手などで覆ったとき

炎天下や寒冷時

凸凹道・坂道・砂利道・草むら走行時など

他車のホーン・オートバイのエンジン音・大型車のエアブレーキ音・他車のク
リアランスソナーなどの超音波を発生するものが近付いたとき

どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき

冠水している道路でセンサーに水がかぶったとき

車両姿勢が大きく傾いたとき

市販のフェンダーポール、無線機アンテナ、フォグランプを車に付けたとき

背の高い縁石や直角の縁石に向かって進んだとき

標識などのものによっては感知距離が短くなります。

バンパー真下付近は感知しません。
センサーより低いものや細い杭などは、一度感知しても接近すると突然感知し
なくなることがあります。

センサーに障害物が近付きすぎたとき

バンパーやセンサー部付近にものをぶつけたときや、たたくなどの強い衝撃を
与えたとき

トヨタ純正品以外のサスペンションを取り付けたとき

けん引フックを取り付けたとき

字光式ナンバープレートを取り付けたとき

障害物の形状・条件によっては感知できる範囲が短くなることや、感知できな
いことがあります。

292

4-5. 運転支援装置について

警告

サイドセンサーについて

次のとき、クリアランスソナーが正常に作動しないことがあり、思わぬ事故に
つながるおそれがあり危険です。注意して運転してください。

サイドセンサーで感知できない位置に障害物がある場合や、人がいる場合

サイドエリアのスキャン完了後でも、車・人・動物などが車両の横からサイド
エリアに侵入してきた場合は感知できません。

正確に感知できないことがある障害物

次のようなものは感知しないことがあります。注意して運転してください。

針金・フェンス・ロープなどの細いもの

綿・雪などの音波を吸収しやすいもの

鋭角的な形のもの

背の低いもの

背が高く上部が張り出しているもの

人・動物などの動いているもの

特に人は衣類の種類によっても感知できない場合がありますので、常に目視で
確認してください。

パワースイッチを ON モードにした直後
の発進時、フロントサイドセンサーで感知
できないような小さい車両や障害物が隣
にあるとき

右図の場合、前進しても左側にある車両を
感知できないため、巻き込み警報機能は作
動しません。

BTB45EC013

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

293

4-5. 運転支援装置について

4

運転

注意

クリアランスソナー使用時の注意

次のとき、センサーの異常などにより装置が正常に作動しなくなっているおそ
れがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

障害物を感知してない状態で、クリアランスソナーの作動表示が点滅し、ブ
ザーが鳴ったとき

センサー部付近に物をぶつけたときや、たたくなどの強い衝撃を与えたとき

バンパーをぶつけたとき

ブザー音がしないのにクリアランスソナーの作動表示が点灯したままのとき

洗車時の注意

高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水をあてないでくだ
さい。強い水圧により衝撃が加わり、正常に作動しなくなるおそれがあります。

スチームを使用した洗車機などで洗車するときは、スチームをセンサー部に近
付けすぎないようにしてください。スチームにより、正常に作動しなくなるお
それがあります。

294

4-5. 運転支援装置について

インテリジェントクリアランスソナー

次のようなときに進行方向の障害物を感知してシステムが作動します。

極低速走行時にブレーキペダルを踏み忘れてしまった、または踏み遅
れてしまったとき

アクセルペダルを踏みすぎてしまったとき

:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

駐車時や極低速走行時における障害物への衝突のおそれがあるときや、
アクセルペダルの踏み間違いや踏みすぎによる急発進、および、シフト
レバーの入れ間違いによる発進時に、センサーが前後進行方向の障害物
を検知するとシステムが作動し、壁などの障害物への衝突を緩和し被害
低減に寄与します。

システム作動例

295

4-5. 運転支援装置について

4

運転

誤ってシフトレバーを D に入れ前進してしまったとき

296

4-5. 運転支援装置について

フロントコーナーセンサー

フロントセンサー

リヤコーナーセンサー

バックセンサー

マルチインフォメーションディスプレイの「設定」でインテリジェント
クリアランスソナーの ON(作動)

・OFF(停止)の切りかえができます。

(→ P. 96)

インテリジェントクリアランス
ソナーが OFF(停止)になって
いるときは、ICS OFF 表示灯が
点灯します。

OFF(停止)に切りかえて、インテリジェントクリアランスソナーを
停止させた場合、再度、マルチインフォメーションディスプレイの「設

定」から

をON(作動)に切りかえないとシステムは復帰しません。

(パワースイッチの操作では復帰しません)

センサーの種類

 

1
2
3
4

インテリジェントクリアランスソナーの切りかえ

297

4-5. 運転支援装置について

4

運転

インテリジェントクリアランスソナーは、衝突の可能性がある障害物を
感知したとき、ハイブリッドシステムの出力を抑制することにより車速
の上昇を抑えます。(ハイブリッドシステム出力抑制制御:下記図 1)
また、そのままアクセルぺダルを踏み続けた場合は、ブレーキをかけ減
速させます。(ブレーキ制御:下記図 2)

作動について

298

4-5. 運転支援装置について

作動開始条件

ICS OFF 表示灯が点灯・点滅(→ P. 303,  497)しておらず、次の
条件をすべて満たすと作動します。

X

ハイブリッドシステム出力抑制制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを ON(作動)にしているとき
・ 車速が 15km/h 以下
・ 車両進行方向に障害物がある(2 ∼ 4m 先まで)
・ 衝突回避には、通常よりやや強めのブレーキ操作が必要とシステム

が判断した

X

ブレーキ制御

・ ハイブリッドシステム出力抑制制御作動中
・ 衝突回避には、急ブレーキ操作が必要とシステムが判断した

作動終了条件

次のいずれかの条件のときに作動が終了します。

X

ハイブリッドシステム出力抑制制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF(停止)にした
・ 通常のブレーキ操作で衝突回避が可能になった
・ 車両進行方向の障害物がなくなった(2 ∼ 4m 先まで)

X

ブレーキ制御

・ インテリジェントクリアランスソナーを OFF(停止)にした
・ ブレーキ制御により車両が停止して約2秒が経過した
・ ブレーキ制御により車両が停止したあとに、ブレーキペダルを踏ん

・ 車両進行方向の障害物がなくなった(2 ∼ 4m 先まで)

作動条件について

299

4-5. 運転支援装置について

4

運転

ハイブリッドシステム出力抑制制御・ブレーキ制御が作動したときは、ブ
ザーでお知らせするとともに、マルチインフォメーションディスプレイ
にメッセージが表示されます。

出力抑制制御は状況により、加速制限制御か出力最大抑制制御のいずれかが作動し
ます。

ハイブリッドシステム出力抑制制御・ブレーキ制御の表示・ブザーにつ
いて

制御

状況

マルチインフォ

メーション

ディスプレイ表示

ICS OFF

表示灯

ブザー

ハイブリッド
システム出力

抑制制御作動中

(加速制限制御)

一定以上の加速
ができない状況

消灯の

まま

“ポーン”
(単発音)

ハイブリッド
システム出力

抑制制御作動中

(出力最大抑制制御)

通常よりやや強め

のブレーキ操作

が必要な状況

消灯の

まま

“ポーン”
(単発音)

ブレーキ制御

作動中

急ブレーキが

必要な状況

システム作動

により車両停止

ブレーキ制御作

動後に車両が
停止した状況

点灯

“ポーン”
(単発音)

300

4-5. 運転支援装置について

センサーの感知範囲について

インテリジェントクリアランスソナーの感知範囲は、クリアランスソナーの感知
範囲(

P. 284)とは異なります。

そのため、クリアランスソナーが障害物との接近をお知らせしても、インテリ
ジェントクリアランスソナーは作動を開始していない場合があります。

システムが作動したときは

システム作動により車両が停止した場合、インテリジェントクリアランスソナー
が停止して、ICS OFF 表示灯が点灯します。

システムの復帰について

システム作動によりインテリジェントクリアランスソナーが停止した場合に、イ
ンテリジェントクリアランスソナーを復帰させたい場合は、再度、インテリジェ
ントクリアランスソナーを ON にし停止を解除(

P. 296)するか、パワース

イッチ をいったん OFF にしてから再度、ON モードにしてください。
また、進行方向の障害物がなくなった状態で車両を走行させたとき、または車両
の進行方向が入れ替わった(前進から後退、または後退から前進に切りかえた)
ときはシステムが自動的に復帰します。

センサーが感知しない障害物について

次のような障害物は、センサーが感知しない場合があります。

人や綿、雪など音波を反射しにくいもの

(特に人は衣類の種類によっても感知できない場合があります)

地面に対して垂直でないもの、車両進行方向に対して直角でないもの、凸凹な
もの、波打っているもの

背の低いもの

針金、フェンス、ロープ、標識の支柱などの細いもの

バンパーに非常に近いもの

クリアランスソナーのブザーについて

クリアランスソナーの ON・OFF に関係なく(

P. 280)、インテリジェント

クリアランスソナーを停止させていなければ(

P. 296)、前側センサーまた

はうしろ側センサーが障害物を感知してブレーキ制御が作動すると、クリアラン
スソナーのブザーも鳴り、障害物とのおよその距離をお知らせします。

知識

301

4-5. 運転支援装置について

4

運転

衝突の可能性がなくてもシステムが作動する状況

次のような状況では、衝突の可能性がなくてもシステムが作動する場合がありま
す。

周辺環境の影響

・ 狭い道路を走行するとき
・ 砂利道・草むらなどを走行するとき
・ 垂れ幕や旗、垂れ下がった枝、遮断機(踏切のバー・ETC のバー・駐車場のバー

など)に向かって走行するとき

・ 道路脇に障害物があったとき(狭いトンネル・狭い鉄橋・狭い道路などを走行した

とき)

・ 縦列駐車時
・ 地面にわだちや穴がある場合
・ 排水溝などの金属のフタ(グレーチング)走行時
・ 急な登坂路を走行するとき
・ 冠水している道路でセンサーに水がかぶったとき

天候の影響

・ センサーに氷、雪、泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)
・ どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき
・ 霧、雪、砂嵐などの悪天候の状況

他の音波の影響

・ 他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、車両感知器、

他車のクリアランスソナーなど超音波を発生するものが付近にいたとき

・ センサー付近に市販の電装部品(字光式ナンバープレート < 特に蛍光灯タイプ >・

フォグランプ・フェンダーポール・無線アンテナなど)を取り付けたとき

車両の変化

・ 車両姿勢が大きく傾いたとき
・ 積載状況などにより車高が著しく変化した場合(ノーズアップ・ノーズダウンなど)
・ 衝突などで、センサーの方向ズレが発生したとき

X

狭い道を走行するとき

X

砂利道・草むらなどを走行するとき

302

4-5. 運転支援装置について

万一、踏切などでインテリジェントクリアランスソナーが誤って作動したときは

万一、踏切などでインテリジェントクリアランスソナーが誤って作動しても、ブ
レーキ制御は約2秒で解除されるため、そのまま前進することで脱出できます。
また、ブレーキペダルを踏んでも、ブレーキ制御は解除されるため、再度アクセ
ルペダルを踏むことで前進し、脱出できます。

システムが正常に作動しないおそれのある状況

次のような状況では、システムが正常に作動しない場合があります。

周辺環境の影響

・ 感知できる障害物と車両のあいだに、感知できない障害物がある場合
・ 車、二輪車、自転車、歩行者などの障害物が車両の横から割り込んだり、飛び出し

てきたとき

天候の影響

・ 炎天下や寒冷時でセンサー周辺部が著しく高温または低温の場合
・ センサーに氷、雪、泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)
・ どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき
・ 風が強いとき
・ 霧、雪、砂嵐などの悪天候の状況

他の音波の影響

・ 他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、車両感知器、

他車のクリアランスソナーなど超音波を発生するものが付近にいたとき

・ センサー付近に市販の電装部品(字光式ナンバープレート < 特に蛍光灯タイプ >・

フォグランプ・フェンダーポール・無線アンテナなど)を取り付けたとき

車両の変化

・ 車両姿勢が大きく傾いたとき
・ 積載状況などにより車高が著しく変化した場合(ノーズアップ・ノーズダウンなど)
・ 衝突などで、センサーの方向ズレが発生したとき

X

炎天下や寒冷時

X

風が強いとき

 

 

 

 

 

 

 

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