Suzuki Jimny Sierra (2002 year). Instruction japanese - part 2

 

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Suzuki Jimny Sierra (2002 year). Instruction japanese - part 2

 

 

15

¡

衝突したときなどにお子さま用シート
を使用していてもお子さまの安全の確
保には限界があります。スピードは控
えめにして、安全運転に心がけてくだ
さい。              
また、万一事故にあって、お子さま用
シートに強い衝撃を受けた場合は、外
観に異常がなくても再使用せずに交換
してください。          
お子さまを守るシートとして性能を十
分発揮できないおそれがあります。 

■ お子さまをシートベルトで遊

ばせないで

¡

お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。とくにチャイルドシート
固定機構付きシートベルトの場合、シ
ートベルトを身体に巻きつけたりして
遊んでいるときに誤ってチャイルドシ
ート固定機構を作動させると、ベルト
を引き出すことができなくなり、窒息
などの重大な傷害を受けるおそれがあ
ります。             
万一、誤ってチャイルドシート固定機
構を作動させてしまいバックルも外せ
ない場合は、ハサミなどでベルトを切
断してください。         

¡

助手席には、ベビーシートなど後ろ向
き装着のお子さま用シートを取り付け
ないでください。また、チャイルドシ
ートなど前後向きとも装着可能なお子
さま用シートでも、後ろ向きには取り
付けないでください。       
助手席SRSエアバッグがふくらんだと
き、お子さま用シートの背面に強い衝
撃が加わり、生命にかかわるような重
大な傷害を受けるおそれがあります。
やむをえず、助手席にチャイルドシー
トやジュニアシートを取り付けるとき
は、前向きに取り付け、助手席シート
をいちばん後ろの位置にした上で、ジ
ュニアシートはジュニアシートに付属
の補助ベルトで固定し、チャイルドシ
ートは車両のシートベルトで固定して
ください。            
また、チャイルドシートによっては、
助手席にSRSエアバッグが付いている
と取り付けできないものがあります。

¡

チャイルドシートやジュニアシートを
取り付けたシートの背もたれを倒さな
いでください。          
チャイルドシートやジュニアシートが
適切に固定されなかったり、衝突した
ときなどに体がシートベルトの下に滑
り込んだりして、重大な傷害を受ける
おそれがあります。        

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

安全で快適なカーライフのために

16

1. 必読

■ お子さまを荷室に乗せないで

ください         

¡

荷室は、人が乗る構造になっていない
ため、お子さまを乗せないでください。
急ブレーキ時などに思わぬ事故につな
がるおそれがあります。      
また、停車中であってもお子さまを荷
室で遊ばせないでください。

■ 車から離れるときはお子さま

だけを車内に残さない

¡

炎天下の車内は高温になり、お子さま
が熱射病にかかるおそれがあります。

¡

お子さまのいたずらで、車の発進や火
災などの事故を起こすおそれがありま
す。               

¡

お子さまは車内に残さないでください。

¡

エンジンをかけてエアコンをつけてい
たとしても、車内にはお子さまを残さ
ないでください。         

■ ドア、ウインドーの開閉やシー

トの調節は大人が行なって

¡

お子さまの手、足、首などをはさまな
いように開閉や調節をしてください。

¡

お子さまが自分でパワーウインドーを
操作しないように、ウインドーロック
スイッチをご使用ください。    

→ 76ページ(ウインドーロックスイッチ)

■ 窓から顔や手を出させない

¡

お子さまが手や顔などを出さないよう
に注意してください。       
車外の物などにあたったり、急ブレー
キ時に重大な傷害を受けるおそれがあ
ります。             

お子さまを乗せるときは

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17

■ 走行中はハンドルの中に手を入

れてスイッチなどを操作しない

¡

ハンドル操作のさまたげになり、思い
がけない事故の原因となります。  

■ 走行中はニュートラルにしない

¡

チェンジレバーまたはセレクトレバー
を走行中にニュートラルにしないでく
ださい。エンジンブレーキがまったく
きかないため、思いがけない事故の原
因となります。          

■ 走行中はエンジンスイッチを

切らない

走行中はエンジンを止めないでください。

¡

ブレーキ倍力装置が働かないため、ブ
レーキぺダルを踏むとき強い力が必要
になります。           

¡

パワーステアリングのパワー装置が働
かないため、ハンドルが重くなります。

¡

マニュアル車の場合は、エンジンスイ
ッチを  LOCK  にしていてキーが万一
抜けると、ハンドルがロックされてハ
ンドル操作ができなくなります。  

走行中は

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

安全で快適なカーライフのために

18

1. 必読

走行中は

■ 長 い 下 り 坂 で は エ ン ジ ン ブ

レーキを併用して

¡

走行中にブレーキペダルを踏み続ける
と、ブレーキ装置が過熱してブレーキ
がきかなくなるおそれがあります。 

¡

長い下り坂ではエンジンブレーキ(※)
を併用してください。走行速度に合わ
せて、 マニュアル車  の場合はギヤを
1速ずつおとし、 オートマチック車
の場合はセレクトレバーを  2  または

L  にします。          

→   117、 120ペ ー ジ  (速 度 範 囲 )

※ エンジンブレーキとは、走行中アク

セルペダルから足をはなしたときに
かかるブレーキのことです。エンジ
ンブレーキは低速ギヤほどよくきき
ます。             

■ ブレーキペダルに足をのせた

まま走行しない

¡

ブレーキ部品が早く摩耗したり、ブレ
ーキが過熱し、ききが悪くなるおそれ
があります。           

■ クラッチペダルに足をのせた

まま走行しない

マ ニ ュ ア ル 車

¡

クラッチペダルに足をのせたまま走行
したり、必要以上に長い時間半クラッ
チ操作を行わないでください。   
クラッチが早く摩耗したり、過熱して
思わぬ事故につながるおそれがありま
す。               

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

19

■ 横風が強いときは

¡

トンネルの出口や橋の上、あるいは大
型トラックが通り抜けるときに、横風
を受けて車が横に流されることがあり
ます。              
このようなときは、あわてずハンドル
をしっかり握り、徐々にスピードを落
として進路を立て直してください。 

■ 滑りやすい路面を走行すると

きはゆっくり走行

¡

濡れた路面や凍結路、積雪路などでは、

急発進、急加速、急ブレーキ、急ハン
ドル、急激なエンジンブレーキなど「急」
のつく運転はしないでください。  
タイヤがスリップしやすく、思わぬ事
故につながるおそれがあります。  

■ 水たまりを高速で通り抜けない

¡

水たまりや路面が水でおおわれている
ところを高速で走行しようとしたとき
に、タイヤと路面の間に水の膜ができ、
タイヤが浮いた状態になることがあり
ます。              
この現象をハイドロプレーニング現象
といい、ハンドルやブレーキがまった
くきかなくなって事故を起こすおそれ
があります。           

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

安全で快適なカーライフのために

20

1. 必読

■ 水たまり走行後や洗車後はブ

レーキのきき具合を確認

¡

水たまりを走行したり洗車をしたあと
は、ブレーキのききが悪くなることが
ありますので、きき具合を確かめてく
ださい。             

¡

ブレーキのききが悪いときは低速で走
行し、前後の車に十分注意しながら、
ききが回復するまで繰り返しブレーキ
ペダルを軽く踏み、ブレーキをかけた
ときの熱でブレーキ装置のしめりを乾
かしてください。         

走行中は

■ 走行中こんなときどうする?

¡

警 告 灯 が 点 灯 し た ら ?
ただちに安全な場所に停車し処置をし
てください。

→  100ペ ー ジ ( 警 告 灯 )

¡

床 下 に 強 い 衝 撃 を 受 け た ら ?
ただちに安全な場所に停車し、ブレー
キ液や燃料の漏れ、排気管など車体下
部の損傷を点検してください。   
漏れ、損傷が見つかったときはスズキ
サービス工場にご連絡ください。  

¡

タ イ ヤ が パ ン ク し た ら ?
ハンドルをしっかり握り、徐々にブレ
ーキをかけてスピードを落とし、安全
な場所に停車してタイヤを交換してく
ださい。             

→   175ペ ー ジ ( パ ン ク し た と き )

¡

ブレーキペダルを踏んだとき堅く感じ
たら?              
ブレーキ倍力装置は、エンジンからの
負圧を利用してブレーキペダルの踏む
力を軽減する装置です。ブレーキ倍力
装置の負圧が低下している場合、ブレ
ーキペダルを踏んだときに堅く感じる
ことがありますが、異常ではありませ
ん。ブレーキペダルをそのまま強く踏
み続けてください。        

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21

¡

ぬかるみや砂地などで駆動輪が空転し
て抜けだせなくなることをスタックと
いいます。            
スタックから脱出しようとするときは、
必ず周囲の安全を十分に確認してくだ
さい。脱出の勢いで事故を起こすおそ
れがあります。          

¡

スタックしたときに、トランスファー
レバーが〔2H〕になっているときは、
トランスファーレバーを〔4H〕また
は〔4L〕に切り替えると脱出しやす
くなります。           

→ 130ページ(トランスファーレバー)

¡

脱出しようとするときに、タイヤを高
速で回転させないでください。タイヤ
が異常に過熱したり、破損するおそれ
があります。

¡

脱出のために、やむをえず前進・後退
を繰り返すときは、駆動装置などの損
傷のおそれがあるため、次のことに注
意してください。         

 オートマチック車  は、セレクトレ
バーを確実に入れてからアクセルを
軽く踏んでください。      

数回行なっても脱出できないときは、
操作を中止してください。    

¡

タイヤの下に石や木を入れたりすると
脱出しやすくなります。      

スタック(立ち往生)したときは

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

安全で快適なカーライフのために

22

1. 必読

■ 駐車するときはパーキングブ

レーキを確実にかけて

¡

オートマチック車  はパーキングブレ

ーキをしっかりかけ、セレクトレバー
を  P  に入れておいてください。  

¡

マニュアル車  はパーキングブレーキ

をしっかりかけ、チェンジレバーを R
または1速に入れておいてください。

¡

坂道で駐車するときは、必ず次のこと
をお守りください。        

① パーキングブレーキを確実にかけ、

車が動き出さないことを確認してく
ださい。            

② マニュアル車  の場合は下り坂では

チ ェ ン ジ レ バ ー を  R 、 上 り 坂 で は
1速に入れておいてください。  

③ 市販品の物や石などで輪止めをして

ください。           

急な坂道での駐車は避けてください。
無人で車が動き出すなど、思わぬ事
故につながるおそれがあります。 

■ 車の移動はエンジンをかけて

¡

エンジンをかけずに坂道を利用した車
の移動をしないでください。    
ブレーキペダルを踏むとき強い力が必
要となったり、ハンドルが重くなった
りして、思いがけない事故を起こすお
それがあります。         

■ 仮眠するときはエンジンを止

める           

エンジンをかけたまま車内で仮眠しない
でください。            

¡

周囲の状況や風向きで排気ガスが車内
に侵入し、排気ガスによる一酸化炭素
中毒を起こすおそれがあります。  

¡

無意識にセレクトレバーやチェンジレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを
踏み込み、思わぬ発進をするおそれが
あります。            

¡

無意識にアクセルペダルを踏み続ける
と、エンジンや排気管が異常過熱して
火災が発生するおそれがあります。 

駐車するときは

パーキング
ブレーキ

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

23

■ 燃えやすい物の近くには止め

ない          

¡

枯れ草、紙くず、ベニヤ板などの燃え
やすい物の近くに車を止めないでくだ
さい。排気管や排気ガスは高温になる
ため、火災になるおそれがあります。

■ 排気管のまわりが雪などでお

おわれたときは取り除く  

¡

排気管のまわりが雪などでおおわれた
まま、エンジンを回転させないでくだ
さい。              
排気ガスが車内に侵入し、排気ガスに
よる一酸化炭素中毒を起こすおそれが
あります。            

■ 車から離れるときはエンジン

を止めドアを施錠    

¡

エンジンをかけたまま車から離れない
でください。盗難や火災などの思いが
けない事故を起こすおそれがあります。

¡

車から離れるときは、現金や貴重品を
車内に放置しないでください。盗難な
どのおそれがあります。      

■ ハンドルをいっぱいにまわし

た状態を長く続けない

¡

駐停車や車庫入れのときに、ハンドル
をいっぱいにまわして力をかけた状態
を長く続けないでください。パワース
テアリング装置が損傷する原因となり
ます。              

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安全で快適なカーライフのために

24

1. 必読

¡

オートマチック車は、クラッチ操作とギヤチェンジから解放されて運転操作が楽

 になりますが、オートマチック車には特有の現象や操作上の注意があります。 
¡

118ページの「セレクトレバーの操作」、121ページの「オートマチック車の運転
のしかた」もあわせてお読みいただき、正しい取扱いをしてください。     

■ クリープ現象とは

エンジンをかけて停車しているときは、
セ レ ク ト レ バ ー が   P   N  以 外 に 入 っ て
いると、アクセルペダルを踏まなくても
車はゆっくり動き出します。これをクリ
ープ現象といいます。        

¡

発進時や一時停止時にセレクトレバー
を   P   N  以 外 に 入 れ て い る と き は 、
ブレーキペダルをしっかり踏んでいて
ください。            

■ キックダウンとは

D  で走行中にアクセルペダルをいっぱ

いに踏み込むと、自動的に低速ギヤに切
り替わり、エンジンの回転が上がって力
強い加速ができます。これをキックダウ
ンといいます。           

¡

追い越しなどで急加速したいときは、
アクセルペダルをいっぱいに踏み込み
ます。              
キックダウンして力強い加速が得られ
ます。              

¡

通常の加速をするときは、アクセルペ
ダルをゆっくり踏み込んでください。
急激に踏み込むと、キックダウンして
思わぬ急加速をするおそれがあります。

オートマチック車を運転するときは

■ シフトロックとは

誤操作防止のため、エンジンスイッチが

ON  のときはブレーキペダルを踏んでい

ないと、セレクトレバーを  P  から他の
位置へ動かすことができません。また、
エンジンスイッチが  LOCK  のときは、
ブレーキペダルを踏んでも、踏まなくて
もセレクトレバーを  P  から他の位置へ
動かすことができません。これをシフト
ロックといいます。         

¡

発進するときは、ブレーキペダルをし
っかり踏んだままセレクトレバー操作
をしてください。         

¡

セレクトレバーボタンを押してからブ
レーキペダルを踏まないでください。
シフトロックが解除されないため、セ
レクトレバーを  P  から他の位置へ操
作できないことがあります。    

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25

■ ペダルを踏み間違えない  

¡

アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、車が思わぬ動きをして
事故を起こすおそれがあります。  

¡

ペダルの踏み間違いを防ぐために、エ
ンジンをかける前に、アクセルペダル
とブレーキペダルを実際に足で踏んで
位置を確認してください。     

■ ブレーキペダルは右足で踏む

¡

左足では適切なブレーキ操作ができま
せんので、ブレーキペダルは右足で踏
む習慣をつけてください。     

■ キーインターロックとは

誤操作防止のため、セレクトレバーが  P
にないときはキーを抜くことができませ
ん。これをキーインターロックといいま
す。                

¡

キーを抜くときは、セレクトレバーが

P  にあることを確認してください。

■ R (リバース)ポジション警

告ブザー

セレクトレバーを  R  に入れると室内で
警告ブザーが鳴り、運転者にセレクトレ
バーが  R  に入っていることを知らせま
す。                

¡

この警告ブザーは、車外の人に車の後
退を知らせるためのものではありませ
ん。               

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安全で快適なカーライフのために

26

1. 必読

■ セレクトレバーを操作すると

きは

¡

アクセルペダルを踏んだまま、セレク
トレバーを操作しないでください。 
車が急発進して事故を起こすおそれが
あります。            

¡

前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを  R  に入れていたこと
を忘れてしまうことがあります。  
車を後退させたあとは、すぐに  R  か
ら  N  に入れる習慣をつけましょう。

¡

切り返しなどで前進と後退を繰り返す
ときなどは、車を完全に止めてからセ
レクトレバーを操作してください。 

オートマチック車を運転するときは

■ セレクトレバーの位置を目で

確認

¡

セレクトレバーの位置が、始動時や降
車時は  P  、前進時は  D   、後退時は

R  にあることを自分の目で確認して

ください。            

■ 車から離れるときは    

¡

エンジンをかけたまま車から離れない
でください。           
万 一 、 セ レ ク ト レ バ ー が   P   N  以 外
に入っていると、クリープ現象で車が
ひとりでに動き出したり、乗り込むと
きに誤ってアクセルペダルを踏み込み、
思わぬ急発進をするおそれがあります。

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27

¡

130ページの「2WD

4WDの切替え操作」もあわせてお読みいただき、4WD車の

特性や操作上の注意を十分理解して正しい取扱いをしてください。       

パートタイム4WD車は、切替えレバー
を操作することで2WD(2輪駆動)と4WD
(4輪駆動)を切り替えることができま
す。                

¡

4WDのときは、エンジンの動力が前輪
と後輪に等分に伝わり力強い走行がで
きます。             

¡

2WDのときは、4WD走行に比べて燃
費と静粛性のよい走行になります。 

■ 路面の状況に注意して慎重に

走行する

¡

4WDのときは、雪道、急坂路、砂地、
ぬかるみなどのタイヤがスリップしや
すい路面で優れた走行性能を発揮しま
すが、万能ではありません。また、オ
フロード(不整地)、ラリー専用車で
はありませんので、路面の状況に注意
して走行してください。      

¡

ブレーキ性能は2WDのときとあまり差
はありません。車間距離は十分にとっ
てください。また、アクセル、ハンド
ル、ブレーキの操作も2WDのときと同
様に慎重に行なってください。   

4WD車を運転するときは

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安全で快適なカーライフのために

28

1. 必読

■ 4WDのときは急旋回をしない

4WDのときに急カーブを走行したり、4WD
走行で脇道や車庫に入るときに急角度の
旋回をしないでください。      
ハンドルをまわすときの力が大きくなる
とともに、タイトコーナーブレーキング
現象(※)が起きて、ブレーキをかけた
ときと同じ状態になり、思いがけない事
故を起こしたり、駆動装置が損傷するお
それがあります。          

※ タイトコーナーブレーキング現象と

は、4WD走行で急旋回をしたときに、
前輪と後輪の回転の差を吸収しきれ
ない状態が生じ、ブレーキをかけた
ときと同じ状態になる現象のことを
いいます。           

■ 4輪とも同一のタイヤを取り付

ける

¡

タイヤは4輪とも指定サイズで、同一
サイズ、同一メーカー、同一銘柄およ
び同一トレッドパターン(溝模様)の
ものを装着してください。また、著し
く摩耗程度の異なるタイヤを装着しな
いでください。車の性能(燃費・車両
の安定性・制動距離など)が十分に発
揮できないばかりでなく、思わぬ事故
につながるおそれがあります。また、
部品に悪影響をあたえるなど故障の原
因となります。(冬用タイヤも同様で
す。)例えば、ABS(アンチロックブ
レーキシステム)の場合、正確な車両
速度が検出できなくなる場合があり、
ABSが正常に作動しなくなるおそれが
あります。また、パートタイム4WD車
のシステムでは、その性能が十分に発
揮できないばかりでなく、駆動系部品
に悪影響をあたえるおそれがあります。

¡

タイヤの空気圧は定期的に点検してく
ださい。この車の指定空気圧は、運転
席ドアの開口部に貼付してある空気圧
ラベルに記載してありますので、正し
い空気圧を確認のうえ、調整してくだ
さい。              

4WD車を運転するときは

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

29

■ 雪のない舗装路はタイヤチェー

ンを外し2WDで走行する

¡

タイヤチェーンを装着したまま雪のな
い舗装路を走行すると、路面が損傷し
たり、タイヤチェーンの摩耗が早まり
ます。              
4WDで走行すると、駆動装置に無理な
力がかかり損傷するおそれがあります。

■ 乾燥した舗装路は2WDで走行

する

乾燥した舗装路を絶対に4WDで走行しな
いでください。タイヤがスリップしにく
い路面の4WD走行は、前輪と後輪の回転
の差を吸収しきれず次のような状態が生
じます。              

¡

駆動装置に無理な力がかかり、駆動装
置が損傷するおそれがあります。  

¡

タイヤの摩耗が早まります。    

¡

ハンドルが重くなります。     

¡

カーブではブレーキがかかったような
状態になります。         

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

安全で快適なカーライフのために

30

1. 必読

■ 渡河走行はできるだけ避ける

渡河などの水中走行はできるだけ避けて
ください。電気系統が水に濡れたり、吸
気系統や排気系統に水が入ると走行不能
になります。            
やむをえず渡河するときは、次のことを
お守りください。          

¡

渡河する前に、あらかじめ水中走行す
る河川の深さ、地形を確かめておいて
ください。            

¡

渡河は水深30 ㎝以下のところを選び、
河川に対して直角か川下方向に渡河し
てください。           

¡

渡河中は、波を立てないように最徐行
(5 ㎞/h以下)で走行し、セレクトレ
バー操作やチェンジレバー操作は避け
て、一気に渡河してください。   

¡

渡河後は、ブレーキのきき具合を確か
めてください。ブレーキのききが悪い
ときは低速で走行し、ききが回復する
まで繰り返しブレーキペダルを軽く踏
み、ブレーキをかけたときの熱でブレ
ーキ装置のしめりを乾かしてください。

■ オフロード走行後は車を点検

する

¡

車体下部の損傷、各部のオイルやグリ
スの点検を行なってください。   

¡

損傷を受けていたり、オイル量の変化、
オイルやグリスの白濁があるときは、
ただちにスズキサービス工場にご連絡
ください。            

■ けん引されるときは

¡

後輪だけを持ち上げてけん引するとき
は、トランスファーレバーを〔2H〕に
してください。          

→ 130ページ(トランスファーレバー)

¡

トランスファーレバーを〔4H〕または
〔4L〕から〔2H〕に入れるときは、
必ずエンジンをかけておき、オートマ
チ ッ ク 車 は セ レ ク ト レ バ ー を   N  ま
た は     P   に 入 れ て か ら 操 作 し 、 メ ー
ターパネル内の4WD表示灯の消灯を確
認してください。         

¡

4WD車を移動させるときに、4WDの
ままで前輪だけまたは後輪だけを持ち
上げてけん引すると、持ち上げられた
車輪が回転して、思いがけない事故を
起こすおそれがあります。     

4WD車を運転するときは

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

 

 

 

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